監修:合田 猛俊/佐々木 拓郎/清藤 直樹

「マンジャロはいくらで受けられる?」「できるだけ安いオンライン診療を探したい」「最初は安くても、増量すると高くなる?」「マンジャロとウゴービ、ゼップバウンドでは、どれを選べばいい?」——メディカルダイエットについて調べると、インターネット上にはさまざまな医療機関と料金が表示されます。

価格は治療を始め、継続するうえで非常に重要です。しかし、「一番安い薬を探すこと」と「自分に合った治療を選ぶこと」は同じではありません。

特にマンジャロは、日本では2型糖尿病治療薬として承認された医薬品です。肥満・減量目的で使用する場合には適応外使用となります。一方、国内には一定の条件を満たす肥満症に対して承認されたウゴービやゼップバウンドなどの治療選択肢があります。

この記事では、マンジャロの実際の料金を公開したうえで、オンライン診療の料金を比較するときに何を確認すべきか、そして価格だけで治療薬を決めてはいけない理由を解説します。

結論|マンジャロの料金は「最初の価格」だけで比較しない

ごうだ整形外科でマンジャロを使用する場合の料金は、現在次のとおりです。

用量4週間分
2.5mg9,800円
5mg19,800円
7.5mg29,800円
10mg39,800円
12.5mg49,800円
15mg59,800円

診療料込み/送料:1回1,700円/単月利用/継続縛りなし/原則1回4週間分

ただし、この表だけを見て「9,800円だからマンジャロを選ぼう」と判断してほしいわけではありません。オンラインで体重管理の治療を受ける場合には、適応、医師による診察、2回目以降と増量時の料金、診療料・送料、増量の必要性、契約条件、副作用時の相談体制、治療終了方法まで確認することが重要です。

「月○○円から」という入口の価格ではなく、治療全体を見る。これが当院の考え方です。

重要|マンジャロは「肥満症治療薬」として承認された薬ではありません

マンジャロはチルゼパチドを有効成分とする注射製剤で、日本では2型糖尿病について承認されています。一方、同じチルゼパチドを有効成分とするゼップバウンドは、一定の条件を満たす肥満症について国内承認されています。

したがって、肥満・減量目的でマンジャロを使用する場合は適応外使用です。ごうだ整形外科では、「マンジャロを買いたい」という希望だけで治療を決めるのではなく、健康状態、既往歴、現在の体重、治療目的などを確認したうえで、マンジャロを含めた体重管理を検討するのか、肥満症として承認された治療を検討するのか、薬物療法以外の方法を考えるのかを医師と相談することを重視しています。

マンジャロの適応外使用について

マンジャロは国内では2型糖尿病治療薬として承認されています。肥満・減量目的での使用は適応外使用です。本記事で紹介する自由診療の内容、費用、主なリスク・副作用、入手経路、国内承認薬の有無、医薬品副作用被害救済制度などについては、後編の「自由診療・適応外使用について」で詳しく説明します。

オンライン診療の価格は「月○○円~」だけでは比較できません

マンジャロの価格を検索すると、「月○○円から」「初回○○円」「キャンペーン価格」など、さまざまな表示があります。しかし、最初に表示された価格だけでは、実際に必要となる費用を比較できないことがあります。

初回価格なのか、通常価格なのか

診療料はいくらか

送料はいくらか

2回目以降はいくらか

増量後はいくらか

定期購入条件はあるか

解約条件はあるか

ごうだ整形外科では、患者さん自身が今後の費用を予測してから治療を開始できるよう、各用量の料金を公開しています。

増量したときの価格まで確認してください

チルゼパチド製剤には複数の用量があります。そのため価格を比較する場合、「2.5mgはいくら?」だけでなく、「5mgになったら?」「7.5mgでは?」「10mg以上では?」まで確認することが重要です。

「高用量まで上げること」が治療目標ではありません

用量が用意されているからといって、すべての患者さんが最高用量まで増量するわけではありません。ごうだ整形外科では、最小用量で十分な効果が得られているのであれば、必要以上に増量しないことを重視しています。

低用量で体重が適切に減少し、副作用が問題にならず、目標体重へ近づいているのであれば、単に「次の月になったから」という理由だけで増量する必要はないと考えています。必要のない増量をしなければ、患者さんの治療費を不必要に増やさずに済みます。

薬剤ごとに承認された用法・用量は異なります。自己判断で用量や投与間隔を変更せず、医師の指示に従うことが重要です。

ごうだ整形外科では4週間ごとに治療を見直します

オンライン診療でも原則4週間ごとに、現在の体重、体重の変化、運動できているか、副作用がないか、目標体重までどのくらいかを確認します。

そのうえで、現在の治療を維持する、増量を検討する、別の治療を検討する、治療終了を検討する、という判断をします。

「薬を買うために4週間ごとに注文する」のではなく、「4週間ごとに治療を評価する」という位置づけです。

体重が減っていないから増量、とは限りません

運動をしっかり行っている患者さんでは、脂肪量が減り、筋肉量が維持・増加することで、体重計ではあまり変化しないことがあります。この状態で体重だけを見て「薬が効いていないから増量」としてしまうと、必要のない増量につながる可能性があります。

院内ではInBodyを使用し、筋肉量、体脂肪量、体水分量などを確認します。当院が見ているのは、「何kg減ったか」だけではなく「何が減ったか」です。

「安いオンライン診療」を探すときほど、安全性も比較してください

治療費は重要ですが、マンジャロを含む治療は一般の商品をインターネットで購入することとは違います。医薬品を使用する以上、医師が適応を確認しているか、既往歴や服薬状況を確認しているか、副作用について説明しているか、副作用が出たときに相談できるか、本当に増量が必要なのかを判断しているか、治療終了まで考えているかも比較してください。

ごうだ整形外科が目指しているのは、「安いから選ばれる」だけではなく、「価格が分かりやすく、医師が管理しているから選ばれる」体重管理です。

定期購入・継続縛りも確認してください

表示価格が安くても、3か月契約、6か月契約、まとめ買い、定期配送、解約条件などが設定されている場合があります。重要なのは、患者さんが最終的にいくら支払うことになるのかを理解していることです。

ごうだ整形外科では単月利用・継続縛りなしとし、原則として1回に提供するのは4週間分です。4週間ごとに医師が状態を確認するためであり、大量購入や転売目的の利用を防ぐ意味もあります。

「どう始めるか」と同じくらい「どう終わるか」も大切です

体重管理の費用を考える場合、開始価格だけではなく、治療をいつまで続けるのかも総費用に大きく影響します。ごうだ整形外科では、薬を長期間使い続けること自体を治療目的にはしていません。患者さんごとに目標を設定し、半年~1年程度を一つの目安として目標体重へ近づくことを目指します。

経済的な理由などで治療を続けることが難しくなれば、終了を検討することもあります。一方、治療終了後のリバウンドが心配な方では、現在の体重、食生活、運動状況などを確認しながら、治療の減量・終了方法を個別に検討します。薬剤の投与量や投与間隔を自己判断で変更することはせず、医師と相談しながら終了を目指します。

なぜごうだ整形外科は月9,800円からなのか

ごうだ整形外科が治療開始時の料金を9,800円からとしている理由は、単純に「最安値を目指しているから」ではありません。メディカルダイエットは一定期間継続しながら、食事量を整え、運動習慣をつけ、筋肉量をできるだけ維持し、自分で体重を管理できる状態へ移行することが重要です。

そのため当院では、まず治療を始めやすい価格として2.5mg・4週間分9,800円としています。ただし、「安いから薬をたくさん使ってもらう」という考えではありません。効果がある最小用量を使い、必要以上に増量せず、最終的には薬だけに頼らない体重管理へ移行することを目指します。

マンジャロの価格だけでなく「自分は何の治療対象なのか」を確認する

体重を減らしたいという希望があっても、すべての方が同じ治療の対象になるわけではありません。マンジャロは国内では2型糖尿病治療薬として承認されており、肥満・減量目的で使用する場合は適応外使用です。一方、ウゴービやゼップバウンドは、一定の条件を満たす肥満症に対して国内承認されています。料金比較の前に、自分がどの治療の対象になるのか、薬物療法が本当に必要なのかを医師と確認することが重要です。

ウゴービ・ゼップバウンドという選択肢もあります

ごうだ整形外科では、マンジャロを希望して受診された方にも、マンジャロだけを前提として治療を決めるわけではありません。健康状態、既往歴、治療目的、体重、希望などを確認し、肥満症について国内承認されたウゴービ・ゼップバウンドを含めて治療方法を検討します。初めて薬物療法による体重管理を行う方では、当院ではウゴービの低用量から開始することを一つの選択肢としています。

「安い薬」ではなく「総治療費」を考える

体重管理に必要な費用は、薬剤価格だけでは決まりません。開始時・増量時の薬剤費、診療料、送料、必要に応じた検査費用、治療期間、定期契約・解約条件などによって総額は変わります。当院ではマンジャロについて各用量の料金を公開し、診療料込み、送料1,700円、単月利用、継続縛りなしとしています。ただし実際の総治療費は治療内容と期間によって異なります。

最小用量で効果があれば、治療費も必要以上に増やさない

当院では、最小用量で十分な効果が得られている場合、単に治療期間が経過したという理由だけで増量することは基本的に考えていません。必要以上の増量を避けることは、副作用への配慮だけでなく、患者さんの費用負担を不必要に増やさないことにもつながります。

副作用への対応も料金と同じくらい重要です

医薬品を使用する以上、治療費だけでなく安全管理も重要です。当院の診療経験では、低用量から開始した場合、軽い吐き気・ムカムカ感、便秘、下痢、食欲低下などがみられることがあります。まったく食事が取れない、水分が取れない、強い腹痛、繰り返す嘔吐などがある場合には、そのまま使用を続けず、医療機関への連絡・受診が必要です。

1回4週間分までにしている理由

当院では、原則として1回に提供する薬剤を4週間分までとしています。何か月分もまとめて販売するのではなく、4週間ごとに体重、治療効果、副作用、運動状況などを確認し、次の治療が必要かを判断します。また、大量購入や転売目的の利用をできるだけ防ぐ意味もあります。

治療終了後のリバウンドまで含めて考える

薬物療法で体重が減っても、治療終了後に以前の生活へ戻れば体重が再び増える可能性があります。そのため当院では、治療期間中から運動習慣、食生活、筋肉量の維持を重視しています。患者さんごとに目標体重を設定し、半年~1年程度を一つの目安として、最終的には薬だけに依存せず体重を管理できる状態を目指します。治療期間や終了方法には個人差があります。

オンライン診療を価格で比較するときの9つのチェックポイント

  • ① 表示されているのは初回限定価格か、通常価格か
  • ② 2回目以降の料金はいくらか
  • ③ 増量した場合の料金が公開されているか
  • ④ 診療料・送料・その他の費用はいくらか
  • ⑤ 医師が適応・既往歴・服薬状況を確認しているか
  • ⑥ 定期的に効果・副作用を評価しているか
  • ⑦ 定期契約・まとめ買い・解約条件があるか
  • ⑧ 副作用が出た場合に相談できる体制があるか
  • ⑨ 治療終了やリバウンド対策まで考えているか

最も安い表示価格だけでなく、これらを確認して医療機関を選ぶことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q1.マンジャロ2.5mgは本当に9,800円ですか?

当院ではマンジャロ2.5mg・4週間分を9,800円としています。診療料込みで、別途送料1,700円が必要です。

Q2.初回だけ9,800円ですか?

当院では初回限定価格として設定しているわけではありません。ただし料金は将来変更となる可能性があるため、受診時に最新料金をご確認ください。

Q3.必ず5mg、7.5mgと増量しますか?

いいえ。最小用量で十分な効果が得られていれば、必要以上に増量しないことを重視しています。

Q4.15mgまで使うと毎月59,800円かかりますか?

当院の15mg・4週間分の料金は59,800円ですが、すべての患者さんが15mgまで増量するわけではありません。用量は効果・副作用などを確認して医師が判断します。

Q5.診療料は別ですか?

マンジャロの当院料金には診療料を含みます。送料は1回1,700円です。

Q6.定期契約はありますか?

当院は単月利用・継続縛りなしです。原則として1回4週間分までとしています。

Q7.マンジャロ以外も選べますか?

患者さんの状態や適応に応じて、肥満症について国内承認されたウゴービ・ゼップバウンド等も含めて治療方法を検討します。

Q8.安いマンジャロを選ぶのが一番お得ですか?

価格は重要ですが、適応、安全性、増量時の料金、診療料・送料、相談体制、治療終了まで含めて比較することが重要です。

Q9.目標体重になったらすぐやめられますか?

治療終了は患者さんの状態や希望によって個別に検討します。自己判断で投与量や投与間隔を変更せず、医師と相談してください。

オンラインでメディカルダイエットを相談したい方へ

 

自由診療・適応外使用について

以下は、本記事で紹介している自由診療について、患者さんに治療内容を正しく理解していただくための情報です。

自由診療であること

本治療は自由診療であり、公的医療保険は適用されません。治療の適否は、問診・診察・既往歴・健康状態等を確認したうえで医師が判断します。

治療内容・治療期間

医師が健康状態、既往歴、体重、治療目標などを確認し、薬物療法が適切と判断した場合に治療を行います。治療期間には個人差があります。当院では半年~1年程度を一つの目安とし、4週間ごとに体重、治療効果、副作用、運動状況などを確認しながら治療継続・用量・終了時期を検討します。

費用

用量4週間分
2.5mg9,800円
5mg19,800円
7.5mg29,800円
10mg39,800円
12.5mg49,800円
15mg59,800円

診療料込み/送料1,700円/単月利用/継続縛りなし

※実際の総費用は治療薬、用量、治療期間等によって異なります。治療内容・使用薬剤は診察により決定します。

主なリスク・副作用

悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲低下などの消化器症状がみられることがあります。また、低血糖、急性膵炎、胆嚢炎・胆管炎、アナフィラキシー等の重大な副作用にも注意が必要です。異常を感じた場合は使用を続けず、医療機関へ連絡・受診してください。

マンジャロの適応外使用について

マンジャロは日本国内で2型糖尿病について承認されています。肥満・減量目的での使用は、承認された効能・効果とは異なる適応外使用です。

国内で承認された同目的の医薬品

国内には、一定の条件を満たす肥満症に対して承認された医薬品としてウゴービ、ゼップバウンド等があります。使用可否は適応条件を確認し、医師が判断します。

入手経路

当院は国内メーカー、卸会社から入手します。

諸外国における安全性等の情報

チルゼパチドは海外でも肥満症治療に用いられていますが、承認内容・対象患者・用量等は国により異なります。海外で承認されていることが、日本国内における適応外使用の安全性や有効性を保証するものではありません。

医薬品副作用被害救済制度について

国内承認薬であっても、承認された効能・効果、用法・用量等と異なる使用をした場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならないことがあります。

まとめ|価格検索を「自分に合った治療を選ぶ入口」に

マンジャロの価格を検索する方にとって、費用は重要です。しかし体重管理では、価格だけでなく、適応、安全性、用量調整、総治療費、契約条件、治療終了後まで含めて考えることが大切です。

ごうだ整形外科では、マンジャロだけに治療を限定せず、肥満症として承認された治療薬や運動療法も含め、患者さんに適した体重管理を一緒に考えます。

監修者プロフィール

合田 猛俊

医療法人社団GOZEN 理事長/整形外科専門医/医学博士 専門分野:疼痛治療・骨軟部腫瘍・手の外科

佐々木 拓郎

北7条ごうだ整形外科 院長/整形外科専門医/医学博士/産業医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター 専門分野:股関節・膝関節を中心とした下肢疾患

清藤 直樹

岩見沢ごうだ整形外科 院長/整形外科専門医/医学博士 専門分野:人工関節・スポーツ整形・外傷