整形外科
整形外科では、身体の芯になる骨や関節などの骨格系、骨や関節を取り囲む筋肉、これらすべてを支配する神経系など「運動器」の機能を改善するための治療を行います。打撲や捻挫・骨折・脱臼など症状はさまざまですが、どの分野においても適した治療を行います。
主な症状
- 腰痛
- 肩の痛み
- 手の痺れ
- 足の痺れ
- 膝関節の痛み
- 股関節の痛み
- 捻挫
- 骨折
- 疲労骨折
- 骨粗鬆症
- 腫瘍(できもの)
- 神経の痛み など
PRP療法
Plate Rich Plasma療法(多血小板血漿療法)は、再生医療の分野で話題となることが多く、聞いたことのある方も多いと思います。プロ野球の選手が肘の靱帯再建手術の代わりにPRP療法を行ったことは有名な事例です。
血小板には、各種の増殖因子とよばれる物質が含まれており、これが組織再生に大きな働きをすることが近年明らかとなってきました。既に、ほうれい線やしわの治療・色素沈着・薄毛の治療など、形成外科や歯科の医療分野で多くの実績を積んでいます。整形外科領域としても、腱の再生や関節軟骨の再生にPRP療法を行うクリニックも増えていて、当院でも行っています。
神経ブロック
神経ブロックとは神経痛や関節痛などの痛みを、麻酔を使って緩和させる治療です。麻酔は、局所麻酔やステロイド入りのものなど部位や症状によって異なります。一時的な痛みを緩和するだけではなく、筋肉の緊張や血管の収縮などの痛みによる2次的な痛みも取り除くことができる上に、麻酔が切れた後も効果を持続することができます。さまざまな神経ブロックがありますが、当院では、神経根ブロックと神経叢ブロック、星状神経節ブロック、末梢神経ブロックの4種類を採用しています。
リハビリテーション科
腰痛や膝痛など慢性疾患の予防や回復にリハビリテーション医学を用いて治療を行います。一般的には、各診療科が疾患の治療をするのに対して、リハビリテーション医学は日常生活を取り戻すため障害を改善します。例えば、骨折をした場合に、痛みや腫れに対しては痛み止めなどの薬やギプス・手術などの対処を。そして、リハビリテーションの場合はこれらの治療に加えて、骨折の原因となる転倒を予防するための体操などで、同じ症状を繰り返さないような対策までを治療の一環と考えます。
主な症状
- 外傷によって固まった関節
- 大腿骨頚部骨折
- 胸腰椎圧迫骨折
- 肩関節周囲炎(五十肩)
- 変形性関節症 など
痛みの治療
痛みを和らげる治療です。痛みの緩和以外に、日常生活で感じる不快感を取り除くことも治療の一つです。主な治療法としては、神経ブロック療法で下記の症状を改善します。
主な症状
- 頭痛
- 肩こり
- 四十肩
- 腰痛
- 神経痛
- 膝の痛み
- 帯状疱疹
- 癌の疼痛 など

